今日は我が家の床材(+α)の検討についてご紹介したいと思います。
注文住宅におけるインテリアの検討と言えば「壁紙決め!」と思われる方も多いのではないでしょうか?
もちろん壁紙決めもインテリア検討の醍醐味の1つですが、
壁紙と同じくらいお家の印象を左右するものの1つとして「床仕上げ」があります。
見た目のの雰囲気や印象だけでなく、
機能性や耐久性についても考えれば考えるほどに非常に奥が深いようです。
(我が家の検討では残念ながらそこまで深堀していませんが…^^;)
ヘーベルハウスにて標準的に取り扱われている商品と、
我が家の検討内容についてご紹介します。
フローリングについて
ヘーベルハウスではフローリングを素材と床の張り方(シリーズ)の組み合わせで選ぶことが出来ます。
1種類だけしか選択できないというわけではなく、部屋ごとに異なる素材(色)やシリーズを複数を組み合わせることも可能です。
素材について
アドバンスフローリング( Hシリーズ / Fシリーズ )
表面に木目調にプリントされたシートが貼られている合板。
傷や汚れ・直射日光による色褪せなどに強く、また価格は安価に抑えられています。
突板フローリング(HWシリーズ / Fシリーズ)
木を1㎜以下にスライスしたものを表面材として使用している合板。
シートではなく木を表面に使用することで本物ならではの木目感をを出しつつ、
メンテナンスフリーで価格もリーズナブルに抑えられています。
挽板フローリング(Hシリーズ / Fシリーズ / OLシリーズ)
フローリングの表面材が2mm程度まで分厚くなった合板。
表面の厚みが増したことにより、より木の質感が増しています。
時間が経つにつれて深い色になり、より味わい深い魅力があります。
OLシリーズは挽板フローリングの中でも高グレードの商品であり、
1年に1回程度の”表面オイル再塗装”というメンテナンスが必要になります。
無垢フローリング
これまでのフローリングは表面材の下には他の木が混じった合板が使用されていましたが、
無垢フローリングは100%1つの木で作られています。
これにより木独特の香りや経年変化を感じることが出来ます。
こちらも1年に1回以上の表面塗装あるいはワックス掛けというメンテナンスが必要となります。
シリーズの違い
シリーズによってフローリングの張り方が変わってくるようです。
大きく分けると以下の2種類に分かれます。
Hシリーズ・HWシリーズ・OLシリーズは板を一枚ずつ張り合わせてフローリングを形成していくのに対して、Fシリーズはあらかじめ複数の板が貼られたような大判サイズの板を並べてフローリングを形成します。
Fシリーズでは目地が揃うという不自然な箇所が必ずできてしまいますが、
Hシリーズ・HWシリーズ・OLシリーズに比べて施工がラクになるため価格が安くなります。
Hシリーズ、HWシリーズ、OLシリーズは板1枚の幅が主な違いです。
商品によって異なるので詳細にご紹介はしませんが、
Hシリーズ < HWシリーズ / OLシリーズ
という形で一枚の板幅が大きくなります。
一般的に「1枚の当たりの板幅が広いほうが高級感が出る」とされていますが、
個人の好みにもよっても変わってくる部分だと思います。
価格について
素材・グレードの組み合わせ価格を表にしました。
突板フローリング Fシリーズを1と表した場合の金額差イメージです。
(あくまでイメージであり詳細は微妙に異なりますのでご注意ください)
当初、我が家は『突板フローリング HWシリーズ』が全室に入っていました。
フローリングの標準仕様は、
営業の目によってお客さんをある程度品定めされながら変えている部分かもしれません。
採用できない商品について
ヘーベルハウスと言えば、
「重量鉄骨を用いた3階建ての都市型住宅」や「2世帯住宅」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
ところ、
意外にもフローリングには住宅自体の商品タイプによって採用できないものが存在します。
以下の商品は重量鉄骨の2階以上・2世帯床では使用できないようです。
・アドバンスフローリング(Fシリーズ)
・突板フローリング(Fシリーズ)
・挽板フローリング(Fシリーズ / OLシリーズ)
・無垢フローリング
理由までは分からないのですが、
該当する住宅をご検討の方は営業担当に事前に問い合わせたほうが良さそうです。
その他の床仕上げについて
ヘーベルハウスではフローリングの他に以下も選択することが可能です。
・室内床タイル
・カーペット
室内床タイルはインテリアとしての役割を果たしつつも、
キズや汚れに強く、お掃除も簡単、床暖房に対応するなど、機能性にも富んでいます。
価格は挽板フローリング Hシリーズと同程度です。
カーペットは足触りが良く、
また、滑りにくく万が一転倒してしまってもカーペットの繊維が衝撃を吸収してくれます。
吸音性にも優れており、特に寝室や子ども部屋には最適とのこと。
お値段は挽板フローリング OLシリーズと同程度です。
これらの商品は我が家では採用していないため、
パンフレットに記載されている程度の記載に留めさせていただきます。
まとめ
ヘーベルハウスで一般的に採用可能なフローリングをご紹介しました。
今回は素材や張り方といった商品の種類に焦点を当ててご紹介させて頂きました。
フローリングにはインテリアの要素も非常に大きいため、
素材にこだわりたい方、色味にこだわりたい方など色んな方がいらっしゃると思います。
価格もピンキリですが、幅広いラインナップが用意されており、
多くの方のニーズを満たせるのではないでしょうか?
次回は我が家がどのようにフローリングを決めていったのかをご紹介したいと思います。
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