突然ですが”マイナポイント事業”というのを皆さんはご存知でしょうか。
2020年7月から、
マイナンバーカードとキャッシュレス決済サービスの連携と使用で最大5000円分のポイントがもらえるキャンペーンがはじまりました。
今日はこのマイナポイントについて書いていきたいと思います。
そもそもマイナポイントって何?
総務省が以下の3つを目的に行う事業です。
- 消費の活性化
- マイナンバーカードの普及促進
- 官民キャッシュレス結成の構築
簡単に言えば、
「マイナンバーカードを取得してキャッシュレス決済でお金使ってくれたらポイント還元するよ~!」というキャンペーンを総務省が実施している、というイメージです。
登録したキャッシュレスサービスの使用額の25%がポイントとして追加付与されます。
(最大5000円なので20000円使えばOKです)
”特別定額給付金の申請”で一躍脚光を浴びたマイナンバーカードですが、もともと普及率が非常に低かったために、世間一般への普及を促進する狙いがあります。
キャッシュレス決済についても、日本は海外先進国に比べて普及率が非常に低く、海外旅行客によるインバウンド消費の減少が懸念されるため、政府が推し進めたい要因の1つです。
加えて、新型コロナウイルスによる景気悪化の対抗策にもなるでしょう。
マイナポイント事業自体は新型コロナウイルス蔓延前から検討されていた事業であるため偶然と言えば偶然ですが、マイナポイント事業自体は消費を促す作用があるため、経済政策の1つになると思います。
意外とややこしいマイナポイントの申請方法
マイナポイントを取得するには大きく分けて3つのステップが必要です。
- マイナンバーカードの取得
- マイナポイントの予約・申し込み
- 対象キャッシュレスサービスの利用
今回は2の”マイナポイントの予約・申し込み”を実施したのでその手順をご紹介します。
必要なもの
後述する手順によって必要なものが少し変わるのですが、いずれの手順でも必ず必要なるのものが以下です。
- マイナンバーカード
- マイナンバーカード取得時に設定した数字4桁の暗証番号
- キャッシュレス決済サービスのIDやアカウント等
キャッシュレスサービスについては、マイナポイント事業の対象となっている必要があります。ご希望のキャッシュサービスが対象になっているかはコチラからご確認ください。
マイナポイントの予約・申し込みは誰でもできるように、以下の通り様々な方法や手順が準備されています。(これが返ってややこしいような気もしますが…)
- スマートフォン(Android/iPhone)で行う
- パソコンで行う
- 支援端末で行う
マイナンバーカードにはICタグが埋め込まれており、このICタグを正しく読み込むことが出来る設備が必要となります。
そのため、
スマートフォンで実施する場合は“NFC”という機能がついているもの、
パソコンで実施する場合は“ICカードリーダ”が必要となります。
これらが無い場合は全国各地のコンビニ等に設置されているという支援端末から申請することになります。
※ 対応スマートフォンはコチラから確認できます。
ちなみに、僕が持っているスマートフォン(HUAWEI nova lite 3)は”NFC”の機能が無く対応スマートフォンからは除外されていました…。
そのため、今回は妻のiPhoneXをお借りして実施します。
キャッシュレスサービスの選定
次にどのキャッシュレスサービスをマイナポイント事業と連携するのかを考えましょう。
マイナポイントの付与上限である5000ポイントを貰うためには20000円以上の消費が必要となります。そのため、普段からよく使用するキャッシュレスサービスを選択すると良いと思います。
一方で、一部のキャッシュレスサービスではマイナポイントの上乗せキャンペーンを実施しているところもあるようです。
詳細は各社のHPで確認頂きたいですが、僕のオススメはイオングループが提供しているWAONです。
WAONでは通常のマイナポイント5000から更に2000ポイントを上乗せし、最大7000ポイントが貰えるようです。
僕はマイナポイント申し込み後に知ったため出来ませんでしたが、事前に知っていたならWAONで申し込みしていたと思います…(申し込み後は変更不可)
僕はいつもメインで使用している”楽天カード”でマイナポイントを申込しました。
専用アプリからマイナポイントの予約を行う
コチラからマイナポイントの専用アプリをダウンロードします。
評価が2.4とむちゃくちゃ低いですね…。コメントを見るとうまく読み込めないといったバグの報告があるようですが、僕は何事もなく完了しました。
ダウンロード/インストール完了後にアプリを開きます。
初回起動時は簡単なアプリの説明が入りますが、画面の指示通りに画面をタップしていきます。
マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)ボタンをタップします。
次へ進むをタップ。
読み取り開始ボタンをタップすると、マイナンバーカードの暗証番号の入力画面が表示されるので暗証番号を入力します。
暗証番号を連続3回以上間違えるとロックされてしまい、市区町村の窓口でパスワードの再設定が必要となるので注意が必要です。
(この段階ではまだマイナンバーカードを読み込ませていないので、何にどうやってロック掛けるんでしょうね?)
暗証番号が正しく入力出来たらマイナンバーカードの読み取りです。
僕の場合はアプリの指示そのまんまの状態で簡単に読み込みに成功しましたが、ネットの評判によると読み込みがなかなかうまくいかない人もいるようです。
正しく読み込みが完了した場合は上記の画面が表示されます。
これで“マイナポイントの予約“という行為が完了となります。
マイナポイントの申し込み
続いて“マイナポイントの申し込み“です。
本来ならば、そのままマイナポイントアプリから申し込みまで実施できるのですが、楽天カードおよび楽天ペイを連携する場合は、楽天のアプリから申し込みが必要とのこと。(なにこの独自仕様やめてほしいんだけど)
僕は楽天カードを連携する予定であったため、楽天カードアプリを開きます。
画面下部のその他ボタンをタップすると上記の画面が表示されるので、画面上部の歯車マークをタップ。
マイナポイント申し込みボタンをタップすると、再びマイナポイントの専用アプリが立ち上がります。
画面の指示に従ってマイナンバーカードの読み取りを再び実施します。
すると、上記のような画面が表示され、マイナポイントの申し込みが完了となりました。
マイナポイントの付与はいつ?
マイナポイントは前述した通り、連携したキャッシュレスサービスの決済額に応じてポイントが付与されます。
しかし、決済額のカウント開始は2020年9月1日からであることに注意が必要です。
それまでにキャッシュレスサービスで決済してもマイナポイントの付与対象とはなりません。
また、マイナポイントの付与タイミングも連携するキャッシュレスサービスによって異なるようです。
楽天カードの場合、”マイナポイントの付与対象累計金額が20000円に達した月の翌々月”となっていますが、paypayでは決済時即時となっています。
我が家は家賃や公共料金、携帯代などの固定費は全て楽天カードで支払っているため、決済タイミングを気にする必要はあまりありませんが、人によっては注意が必要なポイントかもしれません。
自身にあったキャッシュレスサービスを選択されることをオススメします。
まとめ
いかがだったでしょうか?
少し手順が煩雑ではありますが、
5000円分のポイントというのは結構大きいのではないでしょうか?
対象はマイナンバーカードを所持する国民全員であるため、0歳の赤ちゃんも対象です。
(法定代理人となる親による代理申請が可能)
ですから、例えば4人家族だと最大20000円分のポイントを貰うことも可能です。
総務省の公式アナウンスでは申請が4000万人(予算が無くなり次第)に達した時点で終了予定となっています。
マイナンバーカード自体の発行数は2020年7月時点で2000万枚とのことなので、決して焦る必要はありませんが、早めの手続きを個人的はオススメします。
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