我が家の窓レイアウト計画 ~その4~【浴室編】

お家作り
とくすけ
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みなさん、こんばんは!
とくすけ(@tokunaralife)です。

2020年2月にヘーベルハウスと契約を結び、2021年6月に30坪程度の小さなお家が完成しました。
我が家の体験を基に住宅メーカー検討から完成までを綴っています。
僕たちが考えたことや悩んだこと等を事細かに記載していますので、よろしければご覧ください。

お家作りを行う上で”窓”のレイアウト計画は非常に重要です。

窓と言えば、
外から太陽の光を取り入れたり、
風通しを良くしたりするための建具として考えがちですが、
お家の快適さを左右する非常に大きなポイントになります。

このシリーズではヘーベルハウスでお家作りをしている我が家の事例をご紹介しています。
(ヘーベルハウスに関わらず一般的な話も多いので、他メーカーを検討中の方でもご覧いただけます)

今回は意外にも制約が多かった浴室の小窓についてご紹介したいと思います。

とくすけ
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本記事の情報は執筆時点の仕様(1911仕様)でのご紹介となります。
また、選ぶ商品タイプによっても異なる場合があるので
詳細はヘーベルハウスにお問い合わせください。

↓ 前回記事はコチラから! ↓

↓ 窓のレイアウト計画シリーズを最初からご覧になるにはコチラから! ↓

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標準で設置されていた窓は?

我が家の2F間取り図(見やすくするために窓だけ赤色で強調しています)

我が家の浴室にはヘーベルハウスの標準で”腰高小窓 横すべり出し”という窓が設置されていました。
床からの高さが約90cm 幅60cm 高さ46cmの窓です。

ヘーベルハウス カタログより画像をお借りしています

浴室の窓なのでそこまで大きな窓を採用する必要はないのかもしれませんが、
第一印象としては「少し小さいかな…」という印象を受けました。

窓レイアウト計画全体的に妻のこだわりポイントとして、
 ① 風通しは良くしたい
 ② ある程度の明るさは確保したい

という2点があります。

「お風呂に窓からの明るさは必要か?」と思わなくもないのですが、
妻自身、学生時代は朝風呂派だったらしく、
「朝日を感じながらお風呂に入るのが好きだった」という理由で、
お風呂も例外なく”明るさを取り入れられる窓の大きさ”が重要なポイントでした。

浴室に設置可能な窓

こちらの記事で、
「外観のデザイン観点では窓の高さは揃えた方が良い」という記事を書きました。

我が家は基本的に”12高窓”という床から90cmの高さの窓を設置しています。
ところが、浴室には”腰高窓”という床から90cmの高さの窓が設置されており、
窓の高さが一致しません

我が家の東面の立面イメージ

道路に面する方向ではないのでそこまで気にする必要はないのですが、
ここだけズレているのも変なので浴室も“12高窓”シリーズで揃えれば良いのでは?と思った矢先、
ある制約が僕たちの考えを阻んできました。

ヘーベルハウスでは浴室の窓は基本的に3種類の中から選ぶ必要があるようです。

設置可能なタイプは以下の3種類です。

① 腰高小窓 横すべり出し (高さ90cm 幅60cm 高さ46cm)

ヘーベルハウス カタログより画像をお借りしています

高小窓 引き違い (高さ90cm 幅120cm 高さ46cm)

ヘーベルハウス カタログより画像をお借りしています

大型浴室窓 引き違い (高さ60cm 幅150cm 高さ78cm)

ヘーベルハウス カタログより画像をお借りしています

担当営業によれば、
ヘーベルハウスでは基本的にTOTOやLIXIL、セキスイのユニットバスを選択するのですが、
上記以外の窓を設置する場合は特注となり料金が跳ね上がってしまうとのことです。

具体的にどの程度増額になるのかは確認できていませんが、
金額も注視しなければならない観点なので、
上記の3種類の中から選択することにしました。

ちなみに窓自体の金額は、
素人目で見るとぱっと見、になりそうですが、
実際はとなるそうです。

詳細はこちらの記事で記載していますが、
これは開閉様式による価格の違いで、
ガラス部分が大きくなっても引き違い窓の方が安い場合もあるようです。

妻的にこれらの窓を考えた場合、
:さすがに少し小さすぎるかな…
:引き違いなので①と風通しは変わらないけど、光は取り入れられそう
:浴室に設置する窓としては少し大きすぎる気が…

という考えにより、我が家は②の窓を設置しようと考えました。

浴室の窓選びを制限する制約

「では、②の窓に変更をお願いします」と言いたいところですが、
ここでまた様々な制約により簡単に変更するというわけにはいきませんでした。

設置スペースが足りない

我が家の浴室は、現在の間取りでは浴槽の前方に①の腰高小窓 横すべり出しが設置されています。

いい写真が無かったので無理やり合成しています…。

写真をご覧頂くと一目瞭然なのですが、
この位置だとシャワースペースとの兼ね合いによりの窓を設置することが出来ないのです。

なぜ窓は浴槽の側面ではなく、前方に窓が設置されてしまっているのか?

その答えは間取り図にありました。

問題点:柱や筋交いなど構造上の問題により窓の設置が不可能

我が家の浴室は2階せり出し部分の境界に隣接するため、
構造上、抜くことが出来ない柱や柱同士を繋ぐ筋交いが非常にたくさん入っていました。

柱だけなら柱を交わして窓を設置することが可能でしたが、
筋交いが入っている場所については窓を設置することが出来ません。

この問題に対して妻が提案したのが「間取りの変更」です。

回避策:間取りを変更して、柱が存在しない場所に窓を移動させる

「設置したい窓が設置できないから」という理由で間取りの変更に踏み切るとはかなり大胆な案ではあるような気もしますが、結果として悪くないアイデアです。(妻のアイデアです)

脱衣所収納は下着やタオル類を収納予定のため、
浴室側にあることが望ましかったようにも感じますがそこは我慢します。

このように間取り変更することで、構造上の制約を回避して窓のスペースを確保することが出来ました。

屋外へ転落の危険性がある

我が家の浴室は2階に設置されているため、
窓を開けた先に抜け出すとそのまま2階の高さから地面まで落下してしまいます。

これはどの窓でも共通ですが、問題は窓から抜け出すことの容易さにあります。

問題点:引き違い窓は網戸も開閉が可能である

ヘーベルハウスではFIX窓を除く全ての窓に網戸が標準で設置されます。
しかし、窓によって網戸の開閉可否は異なります。

詳細はこちらの記事で記載していますが、
①の横すべり出し窓は網戸が内側に設置され、開閉は出来ませんが、
②の引き違い窓は網戸は外側に設置されており、左右に開閉が出来るようになっています。

つまり、
横すべり出し窓の場合は網戸を突き破らないと外には出られませんが、
引き違い窓は網戸を開けてしまえばそのまま外に転落することが出来てしまうということです。

挙句の果てに、窓の手前には浴槽のフチという手頃な足場があるので、
子どもがふざけて「窓の下をのぞき込む」という危険な行為が容易く出来てしまうのです。
(ガキんちょの頃の僕ならたぶんしています)

回避策:窓の外側に面格子を設置する

ヘーベルハウス カタログより画像をお借りしています

物理的に外側に出られなくするしかありません。
窓の外側に上の写真のような面格子を張ることで回避するしかありません。

僕自身、牢屋みたいに見えてしまうため、正直この面格子は設置したくありませんでした。

担当営業によれば、
③の大型浴室窓はPL法観点で社内ルールにより面格子必須ですが、
②の腰高小窓 引き違いであれば「家庭内の運用にお任せする」という逃げ道で設置しないことも可能とのことです。

とはいえ、
子どもの友達が泊りに来て子ども2人でお風呂に入るというシチュエーションを考えた時、
調子に乗って「窓から外の景色を眺めよう」みたいなノリになり、
さらに調子に乗って後ろから押す、という状況がイメージできなくもありません…。
(ガキんちょの頃の僕ならしそうです)

ここは「景観が~」とか言ってる場合ではないので諦めて面格子の設置をしてもらうことにしました。

(①派の僕と②派の妻でバトルしましたが、僕が負けました…笑)

まとめ

いかがだったでしょうか?

”浴室”という非常に狭い空間ですが、
その他の制約が絡んでくることで非常に難しい選択を迫られます。
(最終的に窓だけでなく間取りが外部仕様(面格子)まで変わりました…)

窓といえば明かり取りや風通しに目が行きがちですが、
今回の観点では”安全性”という側面にも注目する必要がありました。

これは我が家の浴室が2階に設置されることによる弊害ですが、
1階の場合であれば”覗き見の防犯性”という側面を注視する必要があるかもしれません。

間取り全体で窓を見ると浴室の窓なんて小さいものなので目に留まらないかもしれませんが、
1箇所ずつ見ていくと意外にも問題点が浮かび上がってくることがあります。

本記事をここまでご覧頂いた方に対し、少しでも参考になれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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それでは、また!

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兵庫県に住む20代の夫婦です。
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